横田慎太郎

2017/11/20

2013年シーズン終了時。奇跡的に2012年ドラフトで藤波晋太郎のクジを引き当てた結果、長年即戦力右腕の期待を込めて獲得した大学社会人右腕の誰もが果たせなかったルーキーイヤー10勝の夢を高校生右腕が叶えた事が唯一の明るい材料でした。

長年捕手育成に失敗し続け(育てる以前に素材自体が怪しいケースも)、当該シーズンの殆どを他球団から獲得したベテラン捕手で無理矢理乗り切ってたようなチーム状況の中、現状を打開するのは藤波晋太郎と大阪桐蔭でバッテリーを組んでいた森友哉の獲得や!甲子園で大阪桐蔭バッテリー結成や!なんてファンが盛り上がっていたところでのお約束のドラフトで大学生右腕1位指名。しかもクジハズレとのいつもの懲りない行動を見せた阪神タイガースにファンもガックリの2013年ドラフトでした。

高卒ながらいきなりプロ10勝を果たした藤浪が「絶対に活躍する!」と断言した通りの活躍を森は西武で見せましたが、阪神が最初に指名した大瀬良も広島で新人王の活躍を見せ、阪神の決断も間違ってはいなかった証明ともなりました。それでも最初から森の1位指名を公言していれば相思相愛で一本釣りできていたとは思いますがね。

そもそも阪神のドラフト下手さ(酷さ)には定評があり、古くは300勝左腕の鈴木の指名見送りから始まり、古田を捕手のくせに眼鏡をしてるから駄目だとしての指名見送り。高校時代無名の三浦を岡田が猛プッシュしたにも係わらずスルー。松井秀喜も高校時代は阪神のユニフォームを寝間着にするほどの阪神ファンだったにもかかわらず伊藤智久を1位指名しようと画策、振られた結果松井を1位指名するも他球団につけいるスキを与え4球団入札となり、中日とダイエーが外し残り2分の1で交渉権獲得というところで中村勝広がせっかく掴んだクジを落とし、縁起が悪いからと掴み直したもう一つのクジがハズレだったなんて信じられない事もありました。

しかーし!2013年ドラフトは今までのような負け犬ドラフトでは無かったのです!!!

直前のスカウト会議で森の打撃は認めていたものの、身長が170cmに満たない体格では捕手としてフルシーズン戦うことは困難だとして外野等へのコンバートの可能性が高いと判断した阪神サイド。また九州地区の田中スカウトが森と双璧の打撃の外野手だとして極秘にリストアップした横田慎太郎なら2位で間違いなく確保できるとして獲得を進言。また、ここにきて他球団の上位指名の可能性が薄くなってきた福岡大の梅野が下位で獲得できそうだとの報告から、1位での森指名を断念し、入札覚悟で即戦力10勝右腕の大瀬良指名で決定したのです。(全て想像)

結果、ドラフト6位の岩崎が先発で5勝。4位の梅野も一軍でかなりの活躍を見せ正捕手への期待が掛かるところ。3位の陽川は非凡なパンチ力で三塁スタメン争いに加入。1位の岩貞は怪我の影響で1勝止まりとなったものの2年目の飛躍に期待が持てる・・とここまででもなかなかの成功ドラフトなのですが、ここに更に2位の横田慎太郎が入ってくるのです!

高卒2年目ながら2軍の誰もが絶賛する身体能力。浜中が「規格外」と絶賛するバックスクリーンを越える長打力を持ちつつ一番の武器は走力というバリー・ボンズじゃないの?という程の素材がただいま阪神の2軍で牙を磨いているところなのです。

恐らく2月28日のオープン戦で1軍初お目見えとなるでしょうが、間違いなく数年後には阪神の主軸を打つであろう横田慎太郎を期待して見守っていきたいと思います。